投資信託を調べると、『毎月分配型投資信託』という言葉をよく見かけます。人気なんですよね、分配型。
「毎月分配って…毎月利益が貰えるの?」
そんな期待を胸に調べてみると…なんか想像していたのと違う…。そう感じた毎月分配…。
〈毎月分配型投資信託の特徴〉
①分配金は株の配当金とは違う
利益が出た分のお金が分配金として支払われるわけではなく、元本を切り崩しても支払われています。つまり10000円を投資していた場合、1000円の分配金を捻出するために、10000万円から分配されるので元金は9000円に減ってしまいます。毎月分配されるから儲かっていると勘違して、気付いたら大きな元本割れということも。
元本から分配金が出るという仕組みは、株の配当金とは違いますね。
②複利の良さが生かされない
投資信託のいいところは複利です。利益が出ても引き出さないので自然と投資額に加算されるため、投資額が年々増えていき、利益が雪だるま式に増えます。
ただ毎月分配型は、この複利のうまみが生かせないので勿体ないと感じます。毎月もらえるとお小遣い感覚でいいのですが…毎月分配型じゃない投資信託の方が、トータルの利益は多いです。
③分配金には税金がかかる
分配金は2つあって「普通分配金」と「特別分配金」です。元本から分配金が支払われた時は「特別分配金」と言って、非課税になります。あくまでも利益のみに税金が発生する仕組みです。(これを普通分配金と言います)
税金が発生するのは、「利益が支払われた時」です。普通分配金には約20%の源泉所得課税がされた金額が分配金として支払われます。
毎月の分配金があるだけで、毎月税金を支払うことになるのです。
毎月分配型投資信託、調べてみましたがいかがでしたか。信託報酬も割と高いので、もし購入するなら慎重にファンド選びをしたいですね。私は…投資信託のうまみが感じられないので今のところは購入しないです。
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